株式会社リクルート
待ちの不満を解決する受付管理アプリ
『Airウェイト』は、2014年11月にリリースした店舗や病院などでの「順番待ち」を管理するアプリです。新しいコミュニケーションスタイルを提供する『Twilio』を導入することで、順番待ちで発生する「待つストレス」をより軽減し、お客さまの再来店率の向上に貢献しています。
飲食店などでの「待つストレス」を軽減。さらなる利便性の向上のため、電話呼び出し機能を検討へ
『Airウェイト』は、順番管理が煩雑な紙の受付表にかわり、お客様の来店受付から番号券の発券、入店までの案内をデジタルで管理します。そして、自動でお客様の電話へ呼び出しができる機能も搭載し、これまで不満が多かった「待つストレス」解消に努めています。
iPad とプリンタがあれば導入できるハードルの低さが評価され、『Airウェイト』のサービス開始以降、飲食店・医療機関・百貨店・量販店・倉庫など、業種業態を問わずに利用数が伸びています。たとえば、飲食店での順番待ちであれば、これまでは受付で名前や人数、禁煙・喫煙席の希望を「紙に書いて」管理する流れがありました。『Airウェイト』なら、そういった順番受付業務をiPadのかんたんな操作で実現、受付業務を効率化します。お客様にとって長い待ち時間は嫌なものですが、携帯電話から待ち人数・時間など現在の状況がわかるほか、順番になればお店から呼び出し通知がされるため、車の中やほかの場所で待つことができます。
『Airウェイト』導入によって、長い待ち時間への不満は軽減されました。しかし、お客様自身で現在の状況を確認するWebページへのアクセスが面倒だったり、お店からのメールが必ずしも開封されないといった課題があり、お客様へ間違いなく情報を伝えたい要望がありました。そこで、メール以外にも、電話で順番をご案内するサービスを導入することとしました。
2週間で実装。音声案内の追加で、お客様の再来店率 20%向上
電話機能搭載について、2015年1月から検討が始まりました。この先、『Airウェイト』の利用が数十倍に伸びていくと想定されるため、すぐにデータの流量が決められるわけではありません。そこで、『Airウェイト』と共に成長していける観点から、電話への自動発信・自動応答機能を備えた『Twilio』が採用されました。決め手は、開発期間の短さと、開発やデータの流量を含めた柔軟性の高さからです。
『Twilio』のプロジェクトは、2月に開発がスタート。わずか2週間で完成し、3月には実装というスピードを実現しました。このように、システムとの親和性の高さが、『Twilio』の強みといえます。
『Airウェイト』に電話への自動発信・応答機能を搭載したことで、受付時に電話番号を入力いただいたお客様には、「ワンタッチ」で電話を鳴らしてお知らせできるようになりました。また、自動音声によるご案内のため、店舗の混雑時でも電話をかける人手を必要としません。
『Twilio』の電話機能を搭載したことで、ある飲食店では、お客様の再来店率が20%向上しました。導入の手軽さはもちろん、機能面での使いやすさを追求し、進化し続ける『Airウェイト』。これからの展開にもどうぞご注目ください。
- 会社名
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株式会社リクルート
- URL
- 住所
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東京都千代田区丸の内1-9-2
- 事業内容
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日本国内のHR・販促事業及びSaasソリューション事業