コミュニケーションAPIとして、いまや世界中でご利用いただいているTwilio。しかし「Twilioを学ぶにあたって、APIリファレンスを見ながら自分で実装するのはハードルが高い」といったユーザーもいらっしゃいます。
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Windows |
Mac |
Linux |
OS |
Windows 10 |
macOS 10.14+ |
Tested on Ubuntu 18+, Fedora 24+ |
CPU |
Dual Core, 2.6 GHz |
Dual Core, 1.8 GHz |
Dual Core, 2.6 GHz |
RAM |
4 GB |
4 GB |
4 GB |
Storage |
2 GB |
2 GB |
2 GB |
①専用ページからインストール
まずはこちらのページからTwilioQuest 3をインストールしていきます。

「DOWNLOAD TWILIOQUEST」をクリックしてください。
お使いのPCに合わせて「ダウンロード」をクリックしてください。私はMacを使用しているため、Mac版をダウンロードしていきます。
②ダウンロードしたzipを解凍
ダウンロードできた「twilioquest-mac.zip」というファイルをクリックすると、TwilioQuestのアプリが展開されます。

TwilioQuestアプリを開こうとすると確認画面が表示されます。「確認」をクリックしましょう。
こちらでインストールが完了しました。実際に遊んでいきましょう!!
TwilioQuest 3で遊んでみよう
「PLAY TWILIOQUEST」をクリックしてスタートしていきますが、このままだと英語版で進んでしまいます。日本語でプレイしたい方は、以下の手順で設定を変更してください。
日本語設定のやり方

Current Versionの横にある「More >」をクリック。

デフォルトはStableになっているため、日本語プレビュー版を選択して「PLAY TWILIOQUEST」をクリックします。ちなみに日本語対応はあくまで一部となっているため、英語のままの部分もあります。

この画面が表示されたら、PCのスペースバーを押しましょう。ゲームが開始されます。
TwilioQuest 3の初期設定

最初に設定するのは名前(Enter your name)です。名前を入力した後、Enterを押して次に進みます。
次はアバターを決めていきます。
すでに設定されているパターンからも選択できますが、Customを選ぶことで自分の好きなアバターを作成することも可能です。
せっかくなので今回はカスタマイズしていきたいと思います。「肌の色・目の色・髪の色・髪型」の4つを好きなように選んでEnterを押してください。

設定が完了するとCedricが歓迎してくれて、そのまま「Fog Owl」と呼ばれるクラウド飛行船に突入します。
TwilioQuestはこのFog Owlの中で学習を進めていきますが、Cedricの説明を聞きたい方は1番を押して次に進んでください。説明をスキップしたい方は2番を押してください。
説明が終わるといよいよゲームを進めることができます。
次にやるべきタスクは赤色の矢印でガイドしてくれます。まずはCedricに近づいて、スペースバーを押して説明を聞きましょう。移動はPCの矢印キーで行います。
Cedricが丁寧に次のアクションを教えてくれました。指示に従って移動してください。
トレーニングミッションが複数表示されています。自分の好きなトレーニングを選べますが、まずは「基礎トレーニング」を選びましょう。
赤いバリアによって通行止めになっていますが、ミッションをクリアすると赤いバリアが解除されます。

「「Help」 セクションに記載されているシークレットコードを入力してください。」と説明があるので、「Help」タブを開いてください。
Help内に「LEVEL UP」というコードが書かれているので、こちらをテキストフィールドに入力して、「HACK」を押すとミッションクリアとなります。
ミッションをクリアして、経験値「100 XP」を獲得&ランクがEに到達しました。さらに報酬としてアイテム(ブーツ)も獲得したので、さらにアバターをカスタマイズすることもできます。
カスタマイズ方法は、「?マークのHelp」→「Inventory」でアイテムをドラッグ&ドロップするだけです。

プログラミング言語もコードエディタを利用する
2つ目のミッションではNode.jsの課題が出されます。ちょっとだけ覗いてみましょう。
コードエディターがビルトインされているため、実際にコード内に入力する課題は「</>コードエディタを開く」をクリックすると以下の画面になります。
今回はすでにコードが完成しているため、コードの中身を変更する必要はありません。テキストフィールドに「http://localhost:8767」を入れて、「HACK」を押してください。
今回は経験値を200 XP獲得して、アイテム(すね当て)も入手できましたね。
このように、ミッションの難易度によって獲得できる経験値も変わってきます。色々なミッションをクリアして、経験値をたくさん貯めてみてください。
Twilioアカウントが必要なエリア
TwilioQuest 3を進めていくと、Twilioアカウントを持っていないと進めないTwilioマークのエリアが出てきます。
その場合は、是非こちらからTwilioアカウントを作成してください。
Twilioアカウントを作成すると、管理画面(コンソール)からアカウントSID、Auth Tokenの情報を確認できます。こちらをQuestミッションのテキストフィールドにそれぞれ入力してください。

「HACK」を押せば無事クリアでき、Twilioマークのあるエリアも進めるようになります。
TwilioQuest 3でTwilioを学ぼう
ゲームを進めて経験値がたまってきたら、Twilioの機能の1つであるProgrammable Voiceの課題にも取り組んでみましょう!
Twilio Programmable Voiceとは、一言で説明すると「電話に必要なあらゆる機能をプログラムでコントロールできる機能」となります。
Twilio Programmable Voice API マラカイト鉱山
まずトレーニング項目画面で「Voice:マラカイト鉱山」を選択してください。
下記画面のダンジョンにたどり着くので、1つ目の赤いバーでミッションに挑戦してみましょう!

このミッションの内容は、音声通話の着信にTTS(テキストを音声に変換)機能を利用して「Hello」と応答させることです。ミッションの目的はObjectiveに記載があり、Helpにヒントや手順が記載されています。

今回のミッションをクリアするにあたって、「TwiMLやTwiML Bin」という専門用語が出てくるので少しだけご説明します。
TwiMLはTwilioを扱う上で欠かせないTwilioマークアップ言語です。XML形式で、Twilioへの指示として機能する多数の動詞と名詞で構成されています。例えば<Say>は「テキスト読み上げ」、<Play>は「音声ファイル再生」をさせるための動詞となります。
またTwiML Binとは、Twilio独自のサーバーレス環境のことを指します。TwiMLを使ってレスポンスを返すのにはサーバーが必要ですが、TwiML Binがあることで別途サーバーを用意する必要がなくなります。
TwiML Binを作成
それでは、まずTwiML Binを作成していきます。

管理画面の左バーに表示されている箱のアイコン(赤枠)をクリックしてください。そのあと「+」ボタンを押して、新規のTwiML Binを作成していきます。
「FRIENDLY NAME」には自分の好きな名称を入力してください。次に「TWIML」と書かれたテキストフィールドにTwiMLを記載していきます。
今回は"Hello World!"を読み上げる命令となるため、以下のコードを記述して「Save」をクリックしてください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<Response>
<Say>Hello World!</Say>
</Response>

保存が完了するとTwiML Binの上部にURLが表示されます。こちらはWebhookのURLに利用するため、コピーをしておいてください。
電話番号に対してTwiML BinをWebhookで設定

次に、電話番号に対してWebhookを設定していきます。
まずは左バーの「#」→「アクティブな電話番号」→設定したい番号の順にクリックしてください。まだ電話番号を購入したことがなければ、こちらの記事を参考にTwilio番号を購入してください。ちなみにTwilioQuestをすぐに楽しむだけであれば、アメリカ番号を購入することをオススメします。
私はすでに購入してある日本の050番号で進めていきます。
表示されたページの中段ぐらいに「A CALL COMES IN」の項目があるため、こちらで「Webhook」を選択後、TwiML Binで作成したURLをペーストして「Save」を押せば設定完了です。

TwilioQuest 3の画面に戻って「HACK」ボタンを押せば無事クリアです!!