TaskRouterのデモアプリケーションを公開しました!
https://github.com/twilioforkwc/twilio-taskrouter-contact-center
こちらのデモは、一般的なコンタクトセンターで求められるこんな要件を実現したものです。
- オペレータ、スーパーバイザー、システム管理者の担当設定
- オペレータのスキル設定
- 着信したコールに対する自動音声応答(IVR)
- 着信したコールをオペレータのスキルに合わせて自動割り当て(スキルベースACD)
- オペレータのリアルタイム状況確認
- スーパーバイザーによる通話内容の聞き取り、オペレータへの助言、通話への参加
そもそもTaskRouterとは?
TaskRouterはTwilioが提供する、コンタクトセンター向けのスキルベースルーティング機能です。

https://jp.twilio.com/docs/taskrouter
先日、TwilioがコンタクトセンタープラットフォームTwilio Flexをプレスリリースしましたが、このTwilio Flexの根幹を担うのがTaskRouterです。
https://cloudapi.kddi-web.com/magazine/1353/
ユーザの問い合わせや要望にもっともマッチするオペレータを割り当てたり、ユーザの電話番号からプレミアム会員かを特定してベテランのオペレータに割り当てたり。
様々なコンタクトセンターの要件に合わせて柔軟なカスタマイズが可能になります。
なんでデモアプリケーション?
実はTaskRouterは2015/02にリリースされています。今年で3年目です。しかし、残念ながら知名度があまりにも低い!
実は私も、去年のSIGNAL 2017(年に1度のTwilio主催デベロッパーカンファレンス)で初めてTaskRouterを知ったんです。こんな便利な機能がKWCを始め、日本のTwilioユーザに知られていなかったことに衝撃を受けました。。。
そんな状況を打破すべく、デモアプリケーションを構築しました。
実際にはそのほとんどがTaskRouter APIで使える様々な機能をGUIで操作できるようにしただけ(笑)ですが、非常に強力なアプリになっています。
また、コンタクトセンターの構築に限らず「Twilio Clientを使ってるんだけどキューイングや保留を実装すると急にコードが複雑になって。。」といった方にも、キューイングの仕組みを簡単に実装できるTaskRouterをオススメしますよ!
この機会にぜひTaskRouterを体験してみてください!
以上、Twilioエンジニアの山田でした。