Twilioブログ

【新プロダクト】電話でセキュアな決済を可能にする新しいAPI、Twilioを発表

本ブログ記事は、SIGNALで発表された「 Twilio Announces <Pay>: Empowering millions of Developers
to Build Secure Payment Experiences into Communications Channels」を翻訳したものです。

Twilioは、電話を用いたセキュアな支払いを可能にする新たなAPI<Pay>を発表しました。
今回のTwilio<Pay>実現のため、米国Twilio社はPCI認証を取得し、また、オンライン上で料金の受納を可能にする「Stripe」とパートナーシップを組みました。

 

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StripeはTwilio<Pay>の最初のパートナーです。Stripeユーザーは自身のアカウントとTwilioを紐づけることにより、クレジットカードでの決済がすぐにできるようになります。開発者は、たった1行のコードをシステムに追加するだけで、ユーザーにIVRやコンタクトセンターを介した決済システムを提供することが可能です。

「これまで、電話を用いた決済はその安全性や複雑さから、企業では導入が困難でした。しかし、Twilio<Pay>があれば、その困難を克服できると考えています」と語るのは、Twilio<Pay>のシニアプロダクトマネージャーのKris Gutta。「Twilio<Pay>は、安全かつ直感的に使える支払いシステムを構築することができます。事実、開発者はたった1行のコードを追加するだけでいいのです。」

<Pay>を使用すると、企業はIVRを通じて支払いを受け付けることができ、さらには自動でクレジットカードの詳細情報を収集することができます。実装済の機能により、顧客はコンタクトセンターのオペレーターにクレジットカード情報を開示せずに電話のみで支払いを完了することが可能です。

これまでも電話口で顧客からの注文や支払いを受け付けるシステムを希望していた企業は多くありましたが、情報を取り扱う側である企業はPCI DSSの順守が必須となっています。そのため、電話でクレジットカード決済を受け付けるためにはPCI DSSに準拠した複雑なルールに沿って運用するか、またはカスタマイズ性の低い決済処理ツールを使用する必要がありました。
さらには、運用面以外にも消費者の心理的な課題があります。近年、個人情報漏洩の被害が増え続けるなか、消費者はカード情報の共有を敬遠しがちです。

しかし、今回発表された<Pay>なら、これら両方の問題を解決することができます。コミュニケーションチャネル用に設計されたこのAPIは、安全かつ柔軟にカスタマイズできる決済システムの構築を実現します。

このAPIを組み込むことで開発者は安全で直感的に使える決済システムを構築することができ、取得したクレジットカード情報をStripeへと引き継ぐことができます。機能詳細は以下の通りです。

 

コンタクトセンターへの追加


コンタクトセンターで決済を受け付けることができるようになります。顧客は、決済のための操作方法についてオペレーターのガイドを受けることが可能です。さらに、オペレーターは顧客のクレジットカード番号を見聞きすることなく決済処理を進めることができます。

 

既存システムとの統合


既存のIVRシステムに<Pay>を追加することができます。プロンプトの言語を制御したり、VUIをカスタマイズしたり、クレジットカードの種類を承認することが可能です。

【決済プラットフォームとの統合】
<Pay>コネクタを通じて、簡単にStripeなどの決済プラットフォームに接続することができます。

 

情報をファイルに保存


繰り返し買い物をする顧客のカード情報はファイルに保存して、次回の買い物時により迅速に情報を確認することができます。しかし、Twilioにクレジットカード情報は保存されず、選択した決済プロバイダを使用して情報をトークン化し、アプリに戻します。

 

Twilio Studioでも利用可能

Twilio Studioでも<Pay>を利用可能です。ドラッグ&ドロップでフローにウィジェットを追加するだけで、Programmable Voiceアプリケーションでカード決済を開始することができます。

 

支払い情報の記録防止


企業が顧客との通話を録音している場合、Twilioは<Pay>が有効になっている間は自動的に録音を一時停止し、支払い情報が記録されるのを防ぎます。

Stripeのパートナーシップ責任者Bob Rosinは、「Stripeはお金の移動をプログラムで実現させることに特化しています。そのために、複雑なコンプライアンス上の課題や、煩雑な手続きを全て取り除いています。今回のパートナーシップにより、あらゆるビジネスやプラットフォームがIVRやオペレーター業務の中でセキュアな決済方式を導入できるようになりました。」と語ります。

今後は、Twilioのコンソール上で<Pay>で利用する決済会社を簡単に選択、追加できるようになる予定です。

PCI DSSコンプライアンス

PCI DSS v3.2.1は、カード会員データや機密性の高い認証データを保管、処理、または送信するビジネスに適用される規格です。
Twilioは、TwilioのProgrammable VoiceのプラットフォームがPCI DSSのLevel1に企画に準拠していることを保証するために、多額の投資を行い、厳格な認証プロセスをパスしました。これにより、ほかの企業がTwilio<Pay>を用いた決済方法を導入しても、同じようなプロセスを踏む必要はありません。企業がPCIに準拠しているかどうかにかかわらず、音声アプリケーションによる決済を行うことが可能です。

 

価格とプロダクトスケジュール

Twilioの新しいAPI<Pay>は、現在β版のみの提供となっています。アメリカでの一般利用開始は2019年上半期の予定で、海外についてはTwilioが提携している決済システムパートナーによって順次提供され、決済が成功することに15円の手数料で利用可能となります。
また、同機能は、Twilio FlexとTwilio Studioに対応する予定です。

まとめ

Twilio事業部
Twilio事業部

KDDIウェブコミュニケーションズは、日本初のTwilioパートナーとして常に「開発者目線」を大切にしており、ブログ記事がお役に立てれば幸いでございます。

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