2022.03.31
米国Twilio社より、日本時間3月31日未明にお送りしたご案内メールについて、弊社からの抄訳・要約版をこちらへでご案内させていただきます。
■概要
2022年2月22日 米国にて発行された大統領令14065により、クリミアのウクライナ地域・ドネツク人民共和国(DNR)・ルハンシク人民共和国(LNR)と米国間での商品・サービス・技術の輸出入が禁止されました。当該措置は、すでにイラン・シリア・キューバ・北朝鮮などの国へ適用されているOFAC制裁に新たに追加されるものであり、その後の財務省のガイダンスでは3月23日までにこれらの対応を完了するように求めています。
Twilio社は、2022年3月31日より、OFAC制裁の対象となる国や地域からのWebSocket接続について、すべてのIPトラフィックをブロックします。これにはJavascript・Android・iOS SDKを使うリアルタイムブラウザやモバイルアプリが含まれます。すなわちSync・Chat・Conversations・TaskRouter・Verify・Flex などのサービスを使うお客様構築のアプリケーションに影響を及ぼします。
■ご確認いただくこと
Twilioを使ってクライアントアプリを構築・配布されているお客様は、各々のエンドユーザー様へこれらのビジネスに影響を与えることを通知する必要があります。
■適用日
米国太平洋時間 2022年3月31日
■実影響
OFAC制裁の対象となる国や地域のIPアドレスから全トラフィックを遮断します。発側には、「451 - Unavailable For Legal Reasons」が返ります。
■弊社注釈
OFAC制裁対象については、以下米国財務省のページをご確認ください。
https://home.treasury.gov/policy-issues/financial-sanctions/sanctions-programs-and-country-information/where-is-ofacs-country-list-what-countries-do-i-need-to-worry-about-in-terms-of-us-sanctions